live1



















4月の猛烈な日差しが容赦なく降り注いでいる。

その日。
筆者は珍しい「ハーブスチームサウナ」があると言う噂を聞きつけて、トンローソイ
13のあるマッサージ店を捜し歩いていた。
ハーブボールによる温灸なら何度も体験したが、「ハーブスチームサウナ」これは珍しい。
汗みどろでようやくお店をみつけると門を潜る。この暑い時期にわざわざサウナで体に熱を加える事が決して良い事ではないのは分かっている。しかし、それでもあえてスチームサウナをオーダーしてみた。

服を脱ぎ、もうもうとハーブの水蒸気が立ち込めるサウナルームへ入る。北タイ特産の20種類のハーブから発する蒸気の味わいは、複雑でありながら見事に調和し、深みと奥行きのある香りとなって細胞の一つ一つに染み渡るようだ。息を吸い込むごとに呼吸は楽になり、まるで別天地にいるような気分なのだがなんせ暑い。全身から吹き出た汗をシャワーで流して、次はマッサージルームへ移動。

今回は、オイルマッサージに挑戦してみた。マッサージを担当してくれたのは、プーさん、
26歳。小柄な体系でかわいらしい笑顔に少々の不安を感じたが、この店きってのマッサージ師とのお勧めもあり、お手合わせをお願いしたのだ。

まずうつ伏せから。小柄な体系とは裏腹の重みのあるスライドで筆者の片足を攻めて来る。その手に微妙な強弱をつけながら、足裏、脹脛、ひざ裏、腿とそれぞれの部位を細かく的確に揉み上げる。スライドのピッチの大小や目方の掛け方のリズムが抜群に良い。

「なるほど」これはいける。

シーサケート県から上京し様々な職を渡り歩きタイ式医療協会でタイマッサージの修行を積んだプーさん。この道に飛び込んで

「まだ1年しか経ってないんですよ」。

「え?」
筆者は思わず耳を疑ってしまった。
さりげなく患者の反応を見ながら細波のように揉み解す手腕は、少なくとも4-5年の経験が必要なはずだ。

「実家が農家なので疲れて帰って来る両親を小さい頃から揉んでました」。

いや、それにしても上手い。彼女の手はいつしか背中の凝り固まった筋肉を揉みしだく。背骨と背筋の隙間に指を入れ細かく擦り上げたかと思うと、手のひら全体を使って肩の方まで大胆にスライドさせる。肩甲骨に複雑に絡み合う細かな筋の凝りも器用に解きほぐし、肩や背中で止まっていた血流が一気に流れ出した。体中が心地よい暖かさで包まれて行く。先程のハーブの安らぎに加えてこの絶妙なマッサージだ。

ブログの取材であることも忘れ、筆者の意識はとっくに恍惚と安らぎの淵をさ迷っていた。



【送料無料】100%無添加タイ・チェンマイ産の生ローヤルゼリーで「細胞」から健康に!