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正直言ってそんな方法があるなら、まず僕に教えて欲しい。この数年間、幻のゴールドフィンガーだけを求めてバンコクをさ迷い歩いて来た俺だ、星の数ほど有るマッサージ店の中から安心して体を預けられる店を探し出すのが、いかに難しいかを知っている。楽しみにして行ったマッサージに裏切られた時の、何とも言えない感覚は、一種の災難だと言っていいだろう。そこで今回、当コラム記念すべき第1回は、「失敗しないマッサージ店選び」をテーマにお送りしたい。


新人と当たってみよう!!

これがかなり危険度の高い試みであることは、マッサージ通でなくとも察していただけるだろう。しかし、今回、あえてこのようなチャレンジをするには、それなりの訳がある。ある特定のお店に、どの程度のマッサージ技術を持つ人が新人として働いているのかで、その店のマッサージ技術の最低基準を計ることが出来るからだ。裏を返せば、それ以下のマッサージに出会うことはまず無いと考えていい。今こそ、運だけに頼ったマッサージ店選びを卒業しようではないか。



ヌッチマッサージ

今回、ご紹介するのはエンポリウムデパートの横スクンビット、ソイ24入り口にある「NUCH MASSAGE」。雑然とした外観とは裏腹に店内は清潔で1階がフットマッサージ、2階3階がタイマッサージ、オイルマッサージに使われてる。店のオーナーであるNUCH氏もワットポーで免許皆伝されたマッサージ氏としての経歴を持ち、自身が熱心に新人の教育にあたっているそうである。



今回のマッサージ師

「高校時代はマッサージを職業にするなんて思っても見なかったです。」



と、あどけない笑顔を浮かべながら答えてくれたのは、マハーサラカム県出身のpatちゃん19歳。高校を卒業後、1年前にこの店で働く姉を頼って上京し、店での研修期間を経てデビューした。



「最初、研修を始めたときはとにかく辛かったですよ。2時間がものすごく長く感じられたし、終わった時、手から力は抜けちゃって、、、」



と、言いながら、筆者の両足のつま先を引っ張り揃える所からマッサージが始まった。この時筆者は直感した。「あぁ、この娘まだ指が硬い、、、」。熟練したマッサージ師に力強く押されても痛みを感じないのは、指先の柔らかさに秘密がある。彼女の場合、足の裏には申し分の無い刺激だったがこの調子で全体をやられると、、、そう思ったのもつかの間、マッサージの部位は脛に変わり指の調子も柔らかく変化して行く。さらに、その後も部位による強弱をつけながら器用に揉んで行く彼女のテクにはちょっと感心てしまった。と言うのも、経験のあるマッサージ師でも部位による強さの調整に無頓着な人が意外と多いからだ。強すぎるから弱くと言えば、どこかしこも弱くなってしまって大切な夢の時間が台無しになった事が何度もある。



 中盤も過ぎたころ彼女のマッサージには、親指を使った指圧が多いことに気が付いた。通常マッサージ師にとって次の順で手に負担が掛かる。指を使うー手のひらで押すー足で踏む。彼女があえて指圧を多様するのは、研修生時代の先輩たちの教えにあるそうだ。背骨の両脇を丁寧に親指で丁寧に押されていくうちに、どんどん血行が良くなって行くのが分かる。



「でも体の大きなお客さんの時は背中を揉むのが一番疲れるの、だからそんなときは背中を踏んで上げるんです。私、体重重いから、57キロもあるんですよ(笑)」



なるほど、他では自慢にならない体重の重さもこの業界では立派な武器になるものなのか。



「皆が同じ体をしてるわけ無いですからね。」



最後にまだあどけない彼女の口からポロリとこぼれたこの言葉は、プロ意識の小さな芽生えを感じさせてくれた。、、、けなげだ。



得意技

フェイスマッサージ後の最後にやる肩と背中のモミは彼女自身が得意と言うだけあってなかなかのものだった。指圧と揉みの両方を織り交ぜて仕上げに導いてくれようとする。しかし、どうしても指の硬さが気になってしまい、パンパンと手のひらで背中をたたく最終工程より前に現実に引き戻されてしまったのは少し残念。



どのマッサージ師でも安定した技術を持っている店として一目置いていたこの店だが、今回のチャレンジでさらに信頼を深めることになった。長年にわたり筆者をこの店に繋ぎ止めているもう一つの理由は、この店独自のポイントカード制にある。10回マッサージを受けると次の1回が無料になると言う嬉しいシステム。無料で受けられるマッサージには理屈は要らない。それだけで極楽である。



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